プログラミング言語としての項書換えシステムに自己反映計算機能を付加した言語的枠組みとしてREPS(Reflective Equational Programming System)を提案する.REPSではリデックスの引数の各項,リデックスのまわりの文脈,および現在の書換え規則の集合をメタオブジェクトとみなし,構成子項を計算対象すなわちベースレベル・オブジェクトとみなしている.そして,前者を後者に変換するreification,およびその逆変換であるdeificationという自己反映計算の基本機能を,項書換えシステムの操作的意味である簡約関係を拡張することにより可能にしている.