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Print ISSN : 0289-6540
束縛関係に基づく認証プロトコルの検証
萩谷 昌己竹村 亮高橋 孝一齋藤 孝道
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2003 年 20 巻 3 号 p. 229-241

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抄録

認証プロトコルの正しさは,プロトコルの実行にともなって,ノンスを中心にプロトコルのデータ間の関係が確立することに基づいている.本論文では,ノンスの秘密性とノンスとデータの間の束縛関係を導く推論体系を与える.推論規則を用いて直接的に束縛関係を導くことにより簡便に認証プロトコルの正しさを示すことができる.また,状況に応じて推論規則を付け加えることにより,推論体系を拡張することも可能である.

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© 2003 日本ソフトウェア科学会
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