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Print ISSN : 0289-6540
WSAN向けマクロプログラミング言語の提案
後藤 司森口 草介渡部 卓雄
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2021 年 38 巻 2 号 p. 2_20-2_26

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抄録

無線センサーアクターネットワーク(WSAN)は,物理環境に配備された複数個の計算機が相互に通信することで,物理環境の観測や環境への働きかけを行う分散システムである.その実現には,センサーノードに加えて環境への働きかけなどを行うアクターノードを含む複雑なノード間協調が必要である.ノード間協調が不十分な場合,センサーやアクターへのメッセージの到達順序が入れ替わり,実行順序が意図しないものになるハザードと呼ばれる問題が発生することがある.アクターノードを含まない無線センサーネットワーク(WSN)については,マクロプログラミングと呼ばれる,WSN全体を1つの計算システムとみなしてその動作を記述する手法がある.マクロプログラミングでは処理に用いるノード間協調を全体の動作から導出する.本研究では,ハザード回避を行う協調動作を導出する機構を取り入れたWSAN向けのマクロプログラミング言語を提案する.

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© 2021, 日本ソフトウェア科学会
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