2022 年 39 巻 2 号 p. 2_29-2_38
コンピュータシステムが長期に渡って利用される場合,システムに対する要求の変化,環境の変化など様々な理由により,利用されるデータベースが変更され,これに伴い,データベースのスキーマも変更される.しかし,スキーマ変更作業は実施者の経験と技量に依存し,問題が多かった.本論文ではデータベーススキーマの変更を支援するツールについて述べる.本ツールは,管理するデータに合わせてデータベースを適切な設計をしている場合に,テーブル名とカラム名,同一テーブルに属するカラム名同士は密接に関連しているという仮説に基づき,自然言語処理の語間の距離を計測する手法を用いて,テーブル名,カラム名間の距離から再構成対象とする手法を提案し,ツールとして実現した.本ツールを実際のデータベーススキーマの再構成に適用して上記の仮説を検証し,ツールの有効性を示す.