コンピュータ ソフトウェア
Print ISSN : 0289-6540
技術的負債: ソフトウェア進化阻害要因の現在のとらえ方
小林 隆志林 晋平斎藤 忍
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2024 年 41 巻 3 号 p. 3_2-3_15

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抄録

技術的負債は,ソフトウェア開発において開発コストを優先するために,最適でない解法を採用することを指しており,ソフトウェア進化を阻害する要因のひとつとして知られている.技術的負債の新しい点に,全ての進化阻害要因を解消すべき悪影響とみなすわけではなく,一定の負債を受け入れ悪影響とならないよう管理するものとして取り扱う点がある.本論文では,こういった達成阻害要因のとらえ方の発展も含め,これまでに議論されてきた 技術的負債およびその周辺技術について概観し, 技術的負債は設計,コードの品質に関するこれまでの技術とどのような関係にあるのかを解説する.

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© 2024, 日本ソフトウェア科学会
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