自動プログラミングと視覚的プログラミングの関係は非常に深い.本稿では,自動プログラミングと視覚的プログラミングの関係を説明し,自動プログラミングの技術を用いた視覚的プログラミングについて概説する. 最初に,自動プログラミングと視覚的プログラミングの関係について,自動プログラミングと視覚的プログラミングの各々の視点から述べる.自動プログラミングの視点からは,視覚的プログラミングがその欠点を補完し得ること,視覚的プログラミングの視点からは,自動プログラミングがその欠点を補完し得ることを指摘する. その後で,自動プログラミングにおける帰納的な推論の技術を視覚的プログラミングに応用する試みについて,推論の対象によって二つに分けて説明する.まず,個々の操作や制約の推論とその問題点に関して述べ,次に,プログラム全体の推論とその問題点に関して述べる.帰納的な推論の技術を用いた視覚的プログラミング・システムの例として,PeridotとMetamouseという二つのシステムをあげ,帰納的な推論の問題点がどのように解決されているかを見る.