2019 年 60 巻 2 号 p. 67-77
本研究では,居宅介護支援事業所の介護支援専門員によるケアプラン作成の実践構造を明らかにした.調査対象者は,近畿2府4県の500カ所の居宅介護支援事業所の介護支援専門員各1名である.調査方法は,2017年2月8日から28日に無記名自記式質問紙による郵送調査を実施した.分析方法は,探索的および確認的因子分析を行った.有効回収率は,186名(37.2%)であった.分析の結果,「利用者ニーズを引き出すための相談援助」「利用者のニーズにあった介護保険制度サービスの調整」「介護保険制度外のフォーマル・インフォーマル資源の調整」の3因子16項目が抽出された.構造方程式モデルにおけるモデルの適合度は,χ2=(df)=99(244),GFI=.862, AGFI=.810, CFI=.914, RMSEA=.050と統計学的な許容水準を満たしていた.