社会福祉学
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Print ISSN : 0911-0232
調査報告
認知症対応型共同生活介護のサービス改善計画の調査――2020年度全国44道府県の地域密着型外部評価のデータ分析結果から――
渡辺 康文
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2025 年 65 巻 4 号 p. 97-111

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抄録

介護保険サービスの認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム:GH)は「地域密着型外部評価」を原則年1回実施する義務がある.評価項目は68あり,GHは問題点がある評価項目の改善計画を「目標達成計画」に載せ,ワムネットで公表する.本研究では,2020年度の44道府県すべてのGHの目標達成計画を参照して,改善計画の数が多い評価項目を調べ,1位の「災害対策」から4位までの評価項目について,改善計画が多い背景は何か,及び改善の達成が困難な要因は何かを分析した.次に,「災害対策」の改善計画一つ一つから具体的な行動計画を抜き出して33に分類し,33分類を6つに区分したところ,区分の1位は「防災訓練の取り組み」で,分類の1位は「備蓄品の整備や充実」であった.最後に,1~4位の区分と,1~5位の分類の具体的な行動計画の背景は何か,及び改善の達成が困難な要因は何かを分析した.

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© 2025 一般社団法人 日本社会福祉学会
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