創傷
Online ISSN : 1884-880X
ISSN-L : 1884-880X
特集 奥義を語る「指尖部再建」
Step V-Y前進皮弁による指尖・指腹部の再建
荻野 晶弘大西 清林 明照
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 8 巻 2 号 p. 43-48

詳細
抄録
 指尖・指腹部欠損の再建では,皮膚の類似性や安定性,知覚の獲得,瘢痕が比較的目立たないなどの点から,同一指の掌側に作成する Step V-Y 前進皮弁を用いている。ステップ状の皮弁デザインにより,遠位指節間皮線をこえる自由度の高い皮弁のデザインが行え,縫合線がジグザグとなるため,その波線効果により瘢痕拘縮を予防することが可能である。皮弁のデザインにおいては,指節間皮線に皮膚切開が直交しないようにすることや,ステップの角度を 90°以内の鋭角にすることなどの基本を守り,V-Y 前進法と W 形成術に習熟することが必要である。デザインや手技のポイント,工夫などを詳述し,代表症例を提示して報告する。
著者関連情報
© 2017 一般社団法人 日本創傷外科学会
次の記事
feedback
Top