日常診療において,外傷による異物を主訴に来院する患者にしばしば遭遇する。診察室で容易に摘出できる例が多いが,摘出に難渋する例もあり,透視等を用いて手術室で摘出を行う場合がある。今回,2017年から2024年までに当院の手術室で外傷性異物の摘出を行った13例につき検討した。平均年齢は42.5歳(3〜87歳)であった。原因異物はガラスが4例,針や釘が4例で最多であった。受傷部位は足底が5例で最多であった。受傷原因は労災が5例で最多であった。13例中6例は受傷から3週間以上経過後に摘出に至った。5例は全身麻酔下,8例は局所麻酔下に摘出した。13例中4例では透視を,2例では超音波検査を術中に使用した。異物の深さは皮下が7例,筋層内が6例であった。異物が深部に存在する場合や陳旧例など,摘出に難渋することがあり,全身麻酔や透視の活用など,症例に応じた対応が重要であると考えられた。
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