2021 年 56 巻 Supplement 号 p. s202
American Society of Transplant Surgeons(ASTS)が認定するtransplant surgical fellowshipへの申請後のオンライン面接について報告する。
ECFMG取得後、fellowship position取得の為、腹部臓器移植外科についてはSF matchを通して希望施設に応募する。Contact, Education, Exam/License, Employment, Publications, Honors, Outside Interestを直接入力し、書類としてECFMG, USMLE step1, 2CK, 2CS, 及び3 score reports, 推薦状3通, personal statement, curriculum vitaeを用意し、希望施設に応募する。
2021年2月から5月にかけて移植外科医師35名、移植内科医師2名と計905分(中央値25分、14-50分)、現役fellows 8名と計229分(中央値30分、14-40分)、Advanced Practitioner, Nurse Practitioner 4名と計79分(中央値20分、14-25分)とオンライン面接を実施した。医師からの質問は応募動機、将来像の2つが81%の面接であり最多の質問事項であった。施設により一般就職面接内容と考えられる標準質問事項を受ける場合がある。
ASTS発表によると2010-2019年のInternational Medical Graduatesの就職決定率は37-57%(中央値46%)と決して高くなく、fellowship position取得を希望する場合、十分な準備が望まれる。
COVID19で特殊な状況での完全オンライン面接となったが、今後も一部採用される可能性は十分にあり、オンライン面接に対する準備は必要であると考えられた。