移植
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国内外の移植医療分野のニューカマー(話題提供)
添田 英津子
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2024 年 59 巻 Supplement 号 p. s229_1

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抄録

【国外】移植医療の進んだ欧米では、医師や看護師のほかに、Anesthesia technician(麻酔技術者), Perfusionist(体外循環技術認定士), Surgical technologistなどの専門職が、Allied Health Professions(AHPs)と呼ばれ、さまざまな移植施設で活躍している。2023年、国際肝移植学会においてAHP委員会が設置された。2024年4月~5月にかけて、米国・テキサス州・ヒューストンで開催された国際肝移植学会でのAHP委員会の活動について紹介する。

【国内】(公社)日本臓器移植ネットワーク(ネットワーク)に、「移植施設委員会 レシピエント移植コーディネーター部会」という組織が存在する。移植施設のレシピエント移植コーディネーターがその委員が担っており、多岐にわたる事業を行っている。

また、がん領域において、「アピアランスケア」というがんやその治療に伴う外見変化に起因する苦痛を軽減するケアが注目されている。移植領域においても、免疫抑制剤による外見変化があり「アピアランスケア」の必要性があると考える。

 限られた時間ではあるが、国内外の移植医療分野のニューカマーに関する話題を提供したい。

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