抄録
外国より導入したセンナ種子と, これらの実生植物の栽培よりえられた国内産種子について発芽の比較を行った.ついで外国産種子からの実生植物を温室内で栽培して生育特性を調査し, またこれら幼植物を温度条件の異なるビニルハウス内で比較栽培を行い, 温度と生育との関係について検討した.外国産種子では発芽率は8.5~76%で変異が著しく, かつ全般的にかなり低かったが, 国内産種子では温室産, 圃場産ともに90%以上の高い発芽率を示した.幼植物の温室内での生育は良好で, 発芽後3か月で開花が始まり, その後開花は季節に関係なく周年続いたが, 結実は少なかった.また本植物は無加温ビニルハウス内では越冬不能で, 耐寒性は比較的弱い傾向がみられた.