抄録
【目 的】 育児期の母親の加熱式タバコを含めた喫煙の実態と認識を明らかにする。
【方 法】 A市の乳幼児健康診査に来所した母親に、属性、加熱式タバコを含む喫煙状況・喫煙環境・喫煙の認識を調査した。分析対象者を197名とした。
【結 果】 喫煙率は対象者3.7%、配偶者32.4%、そのうち加熱式タバコの喫煙率は対象者16.7%、配偶者60.7%であった。加熱式タバコは健康の害が少ないと思う対象者は思わない対象者よりもKTSND得点が高く、加熱式タバコは禁煙の場で使用可と思う割合は、喫煙経験なし群があり群より高い傾向であった。
【考 察】 妊娠・子育て世代に加熱式タバコが普及している。タバコの誤った認識は加熱式タバコへの誤った認識につながること、非喫煙者であっても加熱式タバコの害を過小評価する危険性が示唆された。
【結 論】 加熱式と紙巻きタバコとともに健康リスクがあることの周知と非喫煙者に対しても正しい情報の提示が重要である。