2026 年 12 巻 2 号 p. B_28-B_36
都市間高速道路の分流部で発生する渋滞のメカニズムを分析した事例は少なく、発生メカニズムを理解したうえで有効な渋滞対策を検討することが求められる。そこで本研究では、分流部渋滞の対策の方向性を示すことを目的に東名(下)豊田 JCT を対象に広範囲の撮影が可能な UAV を活用した調査を実施し、分流部渋滞の発生メカニズム分析を行った。その結果、50km/h 程度で走行車線を走行する低速車両の後方に形成された車群内に追越車線から車線変更する車両が存在し、それが誘因となりショックウェーブが発生することで渋滞に至ったことを明らかにした。渋滞対策の方向性としては、減速車線への接続方法を見直すチャンネリゼーションによって走行車線に利用が集中することの緩和が有効と考えられる。