ETC2.0プローブデータは、路側機を通過した際に、ETC2.0車載器にそれまで蓄積した情報をアップリンクする狭域通信(DSRC)で収集する。ETC2.0プローブの一時蓄積データは取得までに遅れが発生するが、マップマッチング処理等を伴う様式生成までのプロセスを経ず取得可能なため即時性が高く、災害時の交通状況把握に役立つ可能性がある。本検討では、ETC2.0の一時蓄積データの活用可能性をアップリンクの遅れ時間の観点から評価した。次に、一時蓄積データが保持する個車の位置情報と地点速度をメッシュ単位で集計した結果を活用した異常検知モデルを構築した。構築した異常検知モデルは、被害の大きい道路冠水による交通異常の面的な広がりを捉えており、道路管理への適用可能性を確認した。