結節点整備の需要が高まっており、快適な結節点整備の基準が求められる。本研究では、適切なバス停の照明環境についての知見を得ることを目的として、屋外でバス停を想定した照明実験を実施し照度・色温度が快適性に及ぼす影響について検証した。5 段階の照度(5lx~100lx)と 3 段階の色温度(2700K、5000K、6500K)の 15 条件を設定し実験を実施した結果、快適感・安心感・空間の見やすさ・落ちつき感・満足度については、照度が高くなるほど各評価値が高くなり、安心感・落着き感については、低色温度(2700K)の条件で、評価値が高くなる傾向が示された。この影響は 30lx 以下の低照度域で統計的有意に示される傾向があった。バス停の照明としては、照度が 30lx 以上あれば比較的快適であり、30lx に満たない低照度域では色温度が低い方が、快適性が高まる可能性を示唆する結果が得られた。