交通工学研究発表会講演集
Online ISSN : 2760-2400
一般社団法人 交通工学研究会
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第 45 回 交通工学研究発表会
主道路左折車両が一時停止交差点の交通容量に与える影響の数値シミュレーション解析
吉岡 慶祐宮下 虎丸三浦 悠登轟 朝幸
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会議録・要旨集 認証あり

p. 386-392

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抄録

本研究は、「平面交差の計画と設計 基礎編」の一時停止交差点の交通容量算出の考え方では考慮されていない、主道路からの左折車両が従道路車両の流入判断に与える影響について分析したものである。 T 字の一時停止交差点において流入判断の実測調査を行い、さらに主道路左折車両が交通容量に及ぼす影響の程度を数値シミュレーションにより解析した。その結果、主道路左折車両が交差点から 30~40m 付近に存在するとき、流入の判断が難しくなるために流入確率が低下することが明らかとなった。さらに、主道路左折車両の影響がない場合と比較して交通容量は最大で 200~300 台/時程度低下し、その影響を交錯交通量係数として考えた場合、0.3~0.5 程度であると推定された。

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