主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第45回交通工学研究発表会
回次: 45
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2025/08/06 - 2025/08/08
p. 435-441
交通死亡事故の主要因は,運転者の不注意による危険発見の遅れと報告されている.そのため,事故削減には注意の実態を明らかにし,それに基づいた対策を講じることが不可欠である.先行研究では標準検査法が確立している注意機能に着目し,その機能と運転挙動との関係を分析した結果の一つとして, Selective attention が低いと標識視認が遅れることが示唆された.本研究では,ドライビングシミュレータを用いた室内走行実験と注意機能検査を行い,注意機能と標識視認のプロセスで発生する注視運動(視覚的注意)との関係性把握を試みた.その結果,Selective attention が低いと判断される人は探索範囲が狭く,また前方注視率が低いため標識視認が遅れることが明らかになった.