主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第45回交通工学研究発表会
回次: 45
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2025/08/06 - 2025/08/08
p. 554-560
都市間高速道路のリニューアル工事等の車線規制により発生した渋滞が、ジャンクションを跨いで他路線に延伸することがある。その際、他路線での渋滞は片方の車線に偏って車列が形成されるため、他方の車線からの割込み行動が多く発生する。割込み行動は、新たな渋滞の誘発や事故などの交通安全上の懸念がある。本稿の目的は、割込み行動する車両に訴求するための基礎資料とするために、割込み位置等の定量的な把握を行うことである。中央道岡谷ジャンクション付近のリニューアル工事による渋滞を対象とし、VTR データと ETC2.0 プローブデータを用いて確認を行った結果、平日と比較して休日のほうが割込み台数の構成割合が多い、平日と休日では割込み行動の特性が異なる、等の知見を得た。