主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第45回交通工学研究発表会
回次: 45
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2025/08/06 - 2025/08/08
p. 684-690
本研究では、路面電車保有都市において、路面電車利用者を対象として、路面電車停留所および停留所周辺の危険意識を調査する。そして、路面電車の利用行動、停留所の危険意識に関する分析を行い、安全性の観点から、利用者が安心して利用できる路面電車停留所の整備はどのような要因が関係するか明らかにすることを目的とする。調査・分析の結果、停留所の利用者属性によって、停留所周辺の危険度、周辺環境を良くするための取り組みについて、考え方の傾向に違いがあることを見出した。停留所周辺の危険意識に関する要因は、停留所に不足しているものを何かしら回答しており、十分な乗降スペースが不足している、停留所の仕様が「ノーガード電停」あるいは「安全地帯のみ」の停留所をよく利用している、年代が「20~40 代」である。