主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第45回交通工学研究発表会
回次: 45
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2025/08/06 - 2025/08/08
p. 814-819
クルマ中心からヒト中心への道路の利活用を進める中で、日本の状況にあわせたロードダイエット(車線削減)の実現可能性の検討をおこなうことは重要であると考えられる。京都市内には往復 4 車線(片側 2 車線)道路が多く存在するが、その中には交差点の右折車線が整備されていない道路や、路上駐車が多く存在する道路も多い。これらの道路では車線利用率に偏りがあり、実質的に 1 方向あたり 1 車線分の交通量しか通過していない状況が見受けられる。本研究では、京都市内の往復 4 車線道路について車両走行挙動の調査をおこない、自動車交通量、右折車線の有無、路上駐車の状況などの視点から交差点間と交差点付近の車線利用率の比較をすることにより、都市内の往復 4 車線道路におけるロードダイエットの実現可能性の検討をおこなう。