首都高速道路では上り勾配部での渋滞対策として,2015 年より車両の速度を誘導する視線誘導標装置及び速度誘導システム(エスコートライト)を設置しており,2026 年 5 月時点で 6 カ所で運用されている.設置から 10 年を迎え,更新時期が視野に入ってきたこと,近年の交通量増加や交通容量の低下を踏まえ,エスコートライト運用の最適化を検討している.本稿では,2025 年 6 月から 7 月にかけて実施したエスコートライト消灯実験により見られた交通状況の変化について車両感知器データを用いて基礎的な状況分析を行い,渋滞対策としての効果発現の有無に関して考察を行った.