交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第42回交通工学研究発表会
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第 42 回 交通工学研究発表会
道の駅買物来訪者数とインターネット検索数や SNS 投稿数の関係
大西 一真寺部 慎太郎柳沼 秀樹海野 遥香
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p. 223-226

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抄録

IoT の普及によりデータの時間的解像度が格段に上がったことや,分析環境が充実したことなどにより,時系列分析が活用される場面が増えている.また,実社会の交通量や訪問者数などが,インターネット上に現れる人々の言動に影響されることが想定される.本研究は,複数の時系列データの関係を回帰分析することで,交通に関連する需要と,人々の興味・関心の間の構造を知りたいとするものである.ここでの需要は,道の駅の買物来訪者数で,2 つの道の駅から 3 年強と 1 年分のデータ提供を受けた.人々の興味・関心は Google 検索数と Twitter の投稿数から得た.回帰分析を行ったところ,Google 検索数は有意でなかったものの,Twitter 投稿数は 2 つの道の駅ともに 1%有意で,ツイートの件数が 1 増加すると買物来訪者数がそれぞれ約 17 人増加,約 1 人増加という結果が得られた.

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© 2022 一般社団法人 交通工学研究会
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