抄録
本研究では,系統制御された信号群に一般車両と自動運転車両が流入する環境において,自動運転車両が車群を先導し,グリーンウェーブ走行を行う状況をモデル化する.その上で,信号パラメータと自動運転の普及率によって,交通状態がどのように変化するのかについて考察する.その結果,(i) AV の速度制御を実行する区間を設定することにより,車両の遅れを変化させることなく停止およびCO2排出量を減少させることができること,(ii) サイクル長が小さく,かつ停止の観点から不利なオフセットのときに,CO2排出量を最大で20%程度(リンク長 300mの場合)減少させることができること,(iii) グリーンウェーブの効果を最大にするためには,サイクル長が小さくとるほうが望ましいことが分かった.