交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第43回交通工学研究発表会
会議情報

第 43 回 交通工学研究発表会
プローブ旅行時間を用いた信号交差点アプローチの交通流状態判別手法
髙田 啓介吉井 稔雄坪田 隆宏
著者情報
会議録・要旨集 認証あり

p. 487-492

詳細
抄録

現在、車両感知器等のインフラ機器を利用した定点観測データに基づくリアルタイム信号制御が実施されている。しかしながら、同制御の実施に際しては、インフラ機器の設置コストおよびメンテナンスコストの発生を伴うことから、インフラ機器に頼らないリアルタイム交通信号制御の実施が期待される。そこで本研究では、プローブデータを用いたリアルタイム交通信号制御手法の構築に向けて、プローブ旅行時間データを用いて各アプローチにおける交通流状態を推定する手法を考案する。交通流状態は過飽和/近飽和/非飽和の 3 状態からなる状態変数として取り扱う。さらに、実観測データを用いた推定精度の検証を行った結果、サイクル単位の推定では高い推定精度が得られないことが示された。

著者関連情報
© 2023 一般社団法人 交通工学研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top