交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第43回交通工学研究発表会
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第 43 回 交通工学研究発表会
中山間地域を含む地方都市全域に導入された AI オンデマンド交通の利用実態
今枝 秀二郞安藤 章金森 亮
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p. 761-768

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抄録
長野県伊那市で運行中の AI オンデマンド交通の利用実績データから利用数や登録者数、利用目的等を分析し、さらに利用者・非利用者等へのアンケート調査データから今後のサービス改善や他の市町村への展開等を分析した。運行エリア拡大に応じて利用者は増加しているが、1 台当たりの平均乗車回数は概ね 9 回/日である。利用は午前中が多く、通院や買い物利用が全体の 6 割を占める。満足度は高い一方で、さらなる改善点の知見も得られた。なお会員登録者中の免許返納者割合は 3 割に達し、アンケート結果からも本 AI オンデマンド交通の導入によって免許返納した人が 2 割いたこと、通院や買い物の不便が解消されたとの回答が多かったことから、交通弱者への移動手段としての有効性や、免許返納の促進効果が確認された。
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© 2023 一般社団法人 交通工学研究会
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