交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第44回交通工学研究発表会
会議情報

第 44 回 交通工学研究発表会
異常運転検知技術を活用した自動車運転者の安全運転支援に関する研究
宮内 弘太高田 和幸
著者情報
会議録・要旨集 フリー

p. 194-201

詳細
抄録

近年わが国では,自動車による運転の誤操作や危険運転等による交通事故の発生が深刻な社会問題となっている.運転者の運転操作が必要ない自動化運転の技術開発が行われている一方,解決すべき点が多く導入には未だ時間を要することが想定される.そのため,運転者による運転操作を支援し,事故を未然に防ぐ予防安全技術の推進は今後も必要不可欠である.そこで本研究では,事故の発生につながる運転が行われる際は,正常ではない異常運転が発生していると考え,異常運転の発生有無を検知する手法の提案と有効性の検証を行った.手法の提案では,検知のアプローチが異なる二つの手法を提案した.有効性の検証では,交差点での安全不注意による場面を設定し,検知を行った結果,本手法を適用することで事故の低下につながる可能性が示唆された.

著者関連情報
© 一般社団法人 交通工学研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top