主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第44回交通工学研究発表会
回次: 44
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2024/08/07 - 2024/08/08
p. 218-221
本研究は,妨害運転の影響を抑制し,交通安全の向上に資するための基礎研究として,希少事象である妨害運転に実際に遭遇した運転者の生体情報を計測し,ストレスと外部環境との関係について分析した.ウェアラブルな計測器を使用し,被害者のストレスを脳波,心拍数の LF/HF(LF(低周波)と HF(高周波)のパワー比率),および指温度により計測した点に特徴がある.本研究の学術的貢献は,運転中という不安定な環境でウェアラブル計測器を装着し,脳波計,心拍計、指温度計により各種生体情報を計測し,ストレスの程度をリアルタイムに可視化したことにある.また実務的貢献は,妨害運転という稀少事象において脳波を含む生体情報等を計測し,ストレスの変動を分析した点にある.