交通工学研究発表会論文集
Online ISSN : 2758-3635
第44回交通工学研究発表会
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第 44 回 交通工学研究発表会
歩行者の横断判断と接近車両の予想余裕時間に関する検討
木平 真森 健二萩田 賢司矢野 伸裕横関 俊也新井 棟大
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キーワード: 交通安全, 歩行者, 横断
会議録・要旨集 認証あり

p. 345-349

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抄録

市街地の公道を走行する自動車の前で、道路を横断しようとする歩行者がどのような行動をしているかを、流しの実験車両にステレオカメラを搭載して、歩行者までの距離を計測するというスタイルの調査を行ったところ、2人連続して横断の素振りを見せ、1人目はそのまま横断するも2人目が断念したケースが観測された。これが横断を実施するか断念するか分かれる閾値の推定に適すると考えられたことから、先行研究では横断歩行者が錯綜領域を実際に通り抜けた時刻に対して車両の到達予想時刻がどの程度前後するかという指標を使いその分析を行った。本研究では、この閾値をより正確な数値に更新するため、あるいは数値の信頼性を向上するために、類似した状況における横断挙動の分析結果を加味した評価を試みた。

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© 一般社団法人 交通工学研究会
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