主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第44回交通工学研究発表会
回次: 44
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2024/08/07 - 2024/08/08
p. 514-520
冬季の高速道路において、降雪による影響は走行性能の低下をもたらす。こうした走行性能の低下により誘発されるスタックは、大規模な車両滞留の原因となることが多いと報告されている。本研究では関越自動車道において 2020 年 12 月の豪雪期間で、市販のコネクティッドカーから得られる情報や交通・気象情報から算出するスタック発生リスクについて検討する。スタックの発生は稀な事象であり、二項ロジスティック回帰分析などの検知モデルの目的変数とするにはデータ不足である。このため、市販のコネクティッドカーから得られる運転サポート履歴やスタック発生時の交通・気象状況からスタック発生危険水域を推定し、新たな目的変数とすることでスタック発生リスクを予測するモデル式の構築を行い、モデル式の適用結果から実用性についての検討も併せて行った。