主催: 一般社団法人 交通工学研究会
会議名: 第44回交通工学研究発表会
回次: 44
開催地: 日本大学(東京都)・オンライン同時配信
開催日: 2024/08/07 - 2024/08/08
p. 521-528
自然災害による被害の大きさや防災・減災施策の評価にあたり、速度と密度の関係や、そこから求められる交通容量といった交通流特性を道路区間単位で推計することは重要である。車両感知器データにより単位時間あたりの交通量や平均速度は算出可能であるが、交通密度が低い地方部においては、観測上の制約が存在し、集計値にはバイアスが含まれているものと考えられる。本研究では、観測上の制約から生じる分散の不均一性を考慮した上で、加重最小二乗法、階層ベイズモデルを用いたマクロ交通流モデルおよび交通容量の推計手法を提案する。また、新潟市の国道において 2023 年の冬期に観測されたデータを用い、このモデルの検証を行う。