電子ジャーナルプラットフォーム「科学技術情報発信・流通総合システム」(J-STAGE)は、昨年11月に全面リニューアルを実施した。国際的な情報発信力のさらなる強化とオープンアクセスの推進が目的だ。これまでも利用者の声を踏まえシステムを改修してきたが、よりきめ細やかにニーズを把握し反映させるため、今回は論文発行機関である2つの学会の協力を得て改修に取り組んだ。新サイトは見やすさ、検索性、利便性が格段に向上した他、学協会が学術誌の独自性をアピールする機能も追加されている。利用者からも好評だ。2年半に及ぶ開発の流れやリニューアル内容を紹介する。