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特集2
1億年前のホタルの光を再現 遺伝子の進化を計算科学で検証
国立研究開発法人科学技術振興機構
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2021 年 2021 巻 6 号 p. 8-11

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抄録

人は古くから光る生物に魅了されてきた。近年では発光メカニズムを解明し、生命科学のさまざまな研究にも活用が進んでいる。しかし、生物がどのようにして発光能力を身につけたのかは不明なままだった。この進化の過程を解明しようと挑んでいるのは、中部大学応用生物学部環境生物科学科の大場裕一教授だ。発光生物の代表格であるホタルの発光に関わる酵素に着目し、遺伝子工学と計算科学を駆使して1億年前のホタルが発していた光を現代に再現した。

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© 2021 国立研究開発法人科学技術振興機構
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