2023 年 2023 巻 4 号 p. 3-7
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遺伝情報の本体であるゲノムDNAは、たんぱく質が結合した「クロマチン」と呼ばれる分子複合体として細胞核内に収納されている。東京大学定量生命科学研究所の胡桃坂仁志教授はこのクロマチンに着目し、DNAの折りたたみ構造と遺伝子発現の相関を解明するとともに、それらの情報を地図のように記した「クロマチンアトラス」という新たな概念の確立を目指している。こうした生命の遺伝情報利用の根幹が明らかになれば、関連疾患の治療法確立にもつながると大きな期待が寄せられている。
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