脳卒中
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急性期脳梗塞患者における便秘と転退院時の日常生活活動能力との関連
桐原 佳裕 石山 大介鈴木 健太郎沓名 章仁木村 和美
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ジャーナル オープンアクセス 早期公開

論文ID: 11222

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抄録

【目的】急性期脳梗塞患者における便秘と日常生活活動能力との関連を検討した.【方法】デザインは,後ろ向きコホート研究とした.対象は,2019年4月から2020年12月に日本医科大学付属病院Stroke Unit(SU)に入院した急性期脳梗塞患者144名とした.アウトカムは,退院・転院時のBarthel Index(BI)とした.便秘は,3日以上排便がない場合と定義し,入院後1週間での便秘の有無を調査した.統計解析は,従属変数を退院・転院時BIとした重回帰分析を実施した.【結果】年齢の中央値(四分位範囲)が74(60–82)歳,男性64%,BIの平均値は63.4点であり,便秘の発生率は54%であった.重回帰分析の結果,便秘は,退院・転院時BIとの有意な関連が認められた(β=−0.137, P=0.047).【結論】急性期脳梗塞後の便秘は,転退院時のADLとの関連がみられた.

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