東京大学伝染病研究所
1966 年 16 巻 3 号 p. 79-83
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1) ワクシニアウイルスを接種した成熟ウサギ皮膚から調製したウイルス抑制因子 (IF) は, これを生後約1ヵ月の幼若ウサギの静脈内に注射した場合, 汎発性ワクシニア感染を抑制した.2) ワクシニアウイルスは, 新生ウサギ, 特に, 生後10日以内の新生ウサギの肝臓, 骨髄で著明に増殖し, 肝臓では肝細胞内封入体形成および実質内の巣状壊死が見られた.3) 新生ウサギの静脈内にIFを注射すると, 肝臓, 骨髄でのワクシニアウイルスの増殖が抑制された.
VIRUS
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