職業リハビリテーション
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精神障害者に対するジョブコーチ活動
その有効性と今後の課題についての検討
村上 裕輔
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1997 年 10 巻 p. 39-46

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抄録
横浜市総合保健医療センターで行なっている精神障害者に対する「ジョブコーチ活動」について, 活動データを精査し, その有効性を検討した。その結果, クライエント本人に対する即時的援助の他, 就労事業所へのアプローチによる就労環境の整備がクライエントの就労定着を図る大きな鍵となっていることが明らかにされた。その一方, 就労中断に至った事例の考察からは, ジョブコーチが持つべき役割のうちクライエント, 就労環境双方についてのアセスメントの弱さがその帰結に影響しており, この点で大きな課題が残されている。さらに, ジョブコーチ活動を導入するにあたってそのモデルとした米国「援助付き雇用」の理念と戦略に立ち返ると, 障害者を取り巻く支援環境を形成することがジョブコーチによる援助の到達点であると言える。
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© 日本職業リハビリテーション学会
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