職業リハビリテーション
Online ISSN : 2186-1331
Print ISSN : 0915-0870
ISSN-L : 0915-0870
M病院における精神科外勤作業の問題点
アンケート調査報告
井神 隆憲加賀谷 一
著者情報
ジャーナル フリー

1988 年 2 巻 p. 41-46

詳細
抄録
精神科外勤作業は, 患者の社会復帰を促進する上で大きな役割を担っている。しかし問題点も多く, 今回私達はその実状を患者と雇用主の両者から明らかにすべく, 精神科単科500床の病院における外勤者64人に対しアンケート調査を行った。
その結果, 外勤作業について企業側と外勤者の両者がその意義を積極的に評価している反面, その位置づけに違いが見られるなど興味ある事実が示された。
例えば, 企業側においては医療福祉的な理解を示しながら, 安価な労働力としてみる傾向がうかがわれたが, 外勤者においては賃金, 勤務時間等の作業条件の改善を望んでいる者が多かった。
今後は相互の理解を深め, 外勤作業をより実りあるものとするため, 病院側を交えた率直な話合いの場がもたれる必要があると思われる。
著者関連情報
© 日本職業リハビリテーション学会
前の記事 次の記事
feedback
Top