抄録
末端のOH基がメチルエーテル化された末端メチル化非イオソ界面活性剤の生分解性について, 連続型活性汚泥処理実験装置を用いて検討した。末端メチル化非イオソ界面活性剤と他の有機物源の存在する培地系ではTOC分解率で70%以上が得られた。一方, 末端メチル化非イオソ界面活性剤を単独の有機物源とする培地系では40%と低い。しかし, 培地中のCa, Mg濃度を調整することにより70%以上の分解率が得られた。
活性汚泥処理液から分解中間産物をクロロホルム抽出して, 各種分析により中間産物の同定を行った。その結果大略の分解経路が明らかとなった。すなわち, メチルエーテル末端の反対に位置するアルキルエーテル部分から分解されてゆき, 分解中間産物としてはポリエーテル鎖の中間的な長さのものが多く検出された。また分解細菌の探索を行ったところ, Pseudomonas SP.に分解能があることがわかった。