抄録
最終処分場埋立て終了後の維持管理では、安全・安心な管理のほか、早期に維持管理を不要にする安定化促進が求められている。我が国の基準である準好気性型埋立方式も安定化促進工法の一つと言えるが、安定化は埋立廃棄物の性状により変質形態がことなるため、より詳細な検討を行うことにより、効果的な促進が図れるものと考えられる。しかし、各工法はそれぞれの業者により独自に開発されており、総括的、客観的な検討は不可能な状態であった。このためLS研では実際に実施もしくは検討されている工法を調査・分類し、埋立廃棄物及びその環境に対応した工法選定方法を検討し、提案した。