廃棄物学会研究発表会講演論文集
第17回廃棄物学会研究発表会
セッションID: D5-6
会議情報

D5 埋立地安定化・跡地利用(1)
焼却灰および溶融飛灰の埋立管理における散水の効果
*矢島 聡久保田 洋岡本 太郎酒向 信一山田 裕己
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
平成14年度において焼却灰(主灰)は埋立処分される廃棄物の約75%を占めている.また,中間処理やリサイクルプロセスの高度化により,将来の埋立物は溶融飛灰,破砕不燃物等へ組成の変化が予想される.本研究では焼却灰および溶融飛灰について埋立処分後の浸出水の特性を検討するために溶出試験および散水による埋立管理プロセスの検討を行った.試験の結果,溶融飛灰は焼却灰とは違う溶出特性を示した.浸出水水質においても,同じ散水条件では溶融飛灰から得られる浸出水は焼却灰と比較して塩類濃度が高く,濃度低下も遅れるなど,焼却灰とは異なる浸出水水質を示した.そのため,適切な埋立管理プロセスを提案する必要性が示唆された.
著者関連情報
© 2006 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
前の記事 次の記事
feedback
Top