廃棄物学会研究発表会講演論文集
第17回廃棄物学会研究発表会
セッションID: A6-1
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A6 容器包装・製品系廃棄物リサイクル
廃プラ再生油燃料ディーゼル発電設備の長期運転実績と課題
塩谷 操井上 良夫若井 慶治*福島 正明
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抄録
札幌プラスチックリサイク(株)は容器包装リサイクル法完全施行に合わせ平成12年度からPETボトルを除くプラスチック製容器包装一般廃棄物(廃プラ)の油化を開始し7年目を迎えている。平成17年度は北海道内等37自治体から合計11,663tの廃プラを引取り、年間設備利用率は79%(設備容量14,800t/年)、再生した油7300KL(6130t)は石油化学原料、地域冷暖房会社、製紙会社、リサイクル会社及び自家燃料でリサイクルしている。このうち自家燃料は再生した油の80%を占めており廃プラ溶融・脱塩素→熱分解→油再生の油化プロセスで必要とする熱及び電気エネルギーに変換し使用している。電気エネルギーはディーゼル発電設備で所内電力の78%を賄っている。本報では廃プラ再生油を燃料とした常用ディーゼル発電設備の長期運転実績と課題について報告する。
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© 2006 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
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