抄録
平成16年11月に青森・岩手県境産廃の不法投棄に関して田子町民にアンケート調査を実施して以降、情報公開がかなり進展したことをが判る。そこで、平成18年10月19日から21日にかけて、町民の意識の変化を見てみるために、田子町民に聞き取り調査を実施した。この聞き取り調査から、自治体と住民との間の双方向での情報のやり取りという視点から見るとき、そこにはまだ幾つかの課題があること、しかし、その解決の道筋をつけるための方図があることが判った。また、町民は自然の地勢から跡地に自然林を育成することを望んでいることも判明した。更に、聞き取り調査から平成24年までの全量撤去を疑問視する声も聞かれた。