廃棄物学会研究発表会講演論文集
第18回廃棄物学会研究発表会
セッションID: A3-1
会議情報

A3 ごみ発生・性状/物質フロー解析
大阪市における建物ストック量の推定
*水谷 聡前田 親良貫上 佳則
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
大阪市の建物構造データと床面積データに,床面積当たりの建物量の原単位を乗じ,GISソフトを用いて,大阪市における建物ストック量を推定した。大阪市全体の建物ストック量は約2億3千万tと推定された。また各行政区の面積当たりの建物ストック量(建物ストック密度)は,0.6 t/m2~4.1 t/m2であり,大阪市全体では,1.0 t/m2であった。行政区ごとに人口とストック量を比較した結果,ストック量は夜間人口(常住人口)ではなく,昼間人口と夜間人口の多い方の値(最大活動時人口)に比例すると思われた。大阪市のストック量を北九州市と比較すると,人口当たりのストック量はそれほど大きな違いはなかったが,面積当たりのストック量は大阪市が非常に大きく,大阪市が建物ストック密度の高い都市であることが示された。
著者関連情報
© 2007 一般社団法人 廃棄物資源循環学会
前の記事 次の記事
feedback
Top