抄録
Thiobacillus denitrificansは独立栄養脱窒プロセスにおける硝酸態窒素除去に広く用いられている。Thiobacillus denitrificans回分培養の結果、Thiobacillus denitrificansの増殖及び活性は培養温度30℃、嫌気性条件で最も高かった。さらに、400 mlの基礎培地に40 mlの微量金属塩液、Na2S2O3・5H2O、15 g/l、KNO3、5.0 g/lを添加した場合、高い脱窒効率が得られた。本研究で得られた最適培養条件で実験したところ、平均ΔS2O32–-S/ΔNO3—-Nの比とΔSO42–/ΔNO3–-Nの比はそれぞれ3.8 g/gと10.9 g/gであり、これらの値はチオ硫酸塩を電子供与体として独立栄養的脱窒の場合の化学量論的な値にほぼ一致し、その時のSO42–の生成量、S2O32–-Sの消費量及びNO3–-Nの脱窒速度はそれぞれ306.0、104.9、47.3 mg/l・dであった。また、初期NO3–-N濃度700 mg/l、12日間の培養で80%のNO3–-Nの除去率が得られた。