紙パ技協誌
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一般講演
新KP設備の操業経験
杉浦 太郎
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キーワード: F1KP製造一般, F2KP蒸解
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2010 年 64 巻 1 号 p. 50-54

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抄録

北越製紙(株)新潟工場は9号抄紙機を新設し,平成20年9月に営業運転を開始した。9号機は年産35万tで計画され,それを含む工場バランスによりLBKP増産量は日産500tで計画した。
このパルプ増産に対応すべく,チップハンドリング設備の増強,浸透釜設置を始めとする連釜の改造,プレッシャーディフューザー増設,未晒・晒ラインの新設,キルン苛性化設備の新設,酸素製造設備(PSA)の新設,エバポレーターの新設などを行い,平成20年5月に全ての工事を終えて増産体制を整えた。
本報では,連釜,未晒・晒,キルン苛性化について,設備の概要とこれまでの操業状況を報告する。

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© 2010 紙パルプ技術協会
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