紙パ技協誌
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一般講演
シングルシュープレスの操業経験
新井田 和輝
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2010 年 64 巻 1 号 p. 64-66

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抄録

春日井工場No.4 M/Cは,上質紙,中質紙,A2・A3原紙,微塗工中質原紙を生産する多品種小ロットマシンであり,その生産品種の中に一般紙と比較して低密度な紙(以後,嵩高紙)も含まれている。一方,嵩高紙の抄造には,プレスニップ圧の低減,紙厚向上剤の投入といった操業上の制約があり,その結果,生産性の悪化や製造コストの増加といった問題が生じていた。この解決策としてプレスでの搾水性を維持したまま,薬品に頼ることなく嵩高紙を抄造可能なプレスの開発を進め,その初号機として2008年1月に「シングルシュープレス+ベルトスムーザー」を春日井工場No.4M/Cに導入した。本報では「シングルシュープレス+ベルトスムーザー」の設備とその導入効果について報告する。

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© 2010 紙パルプ技術協会
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