紙パ技協誌
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環境特集
古紙設備の振動対策
北村 智樹
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キーワード: G2離解, X5騒音・振動
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2010 年 64 巻 12 号 p. 1385-1389

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抄録

北越紀州製紙株式会社関東工場は千葉県市川市と茨城県ひたちなか市に拠点を置く板紙生産を主力とする工場であり,関東工場市川工務部では古紙を主原料としたコート白ボール・特殊白板紙を生産する4号抄紙機・5号抄紙機を抄紙設備として稼動している。
関東工場の特徴の一つは首都圏に近い製紙工場である事であり,デリバリーの面や原材料として使用する古紙資源を集めるには最適な立地である反面,住宅に囲まれた中に工場がある為,地域環境への配慮は欠かせない課題でもある。特に古紙処理設備や原料調成設備関連は住宅地に隣接した部分に配置されており,環境対策を継続実施してきた。本報文では市川工務部における古紙設備の振動対策について報告する。

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© 2010 紙パルプ技術協会
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