紙パ技協誌
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パルプ特集
アンドリッツ最新苛性化キルン設備の紹介
―BrainWaveコンピューター制御システムの導入―
鮫島 功
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2010 年 64 巻 5 号 p. 513-519

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抄録

1990年以降,パルプ生産設備の大型化が進行しそれに伴い苛性化キルン設備も高生産量の機器が必要となった。また苛性化操業面において,薬液中の重金属物質の蓄積により白液の品質低下,石灰泥の脱水性の悪化及びキルンの燃費が増加している。またドレックス処理方法にも厳しい環境対策を求められている。アンドリッツ社では,上記問題に取り組み,解決してきた。
アンドリッツ社の最新技術として主に緑液清澄設備(LimeGreen™),ドレックス処理設備(LimeFree™),石灰泥洗浄・脱水設備(LimeDry ™),キルン設備(LimeKiln ™)等紹介する。
またソフト面においても大きなメリットのあるBrainWaveコンピュータ制御システムも紹介する。

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© 2010 紙パルプ技術協会
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